
SERVICE業務案内
セカンドキャリア支援
セカンドキャリアを支える実践的サポート
リングを降りて見えた現実
私はかつてプロボクサーとしてリングに立っていました。しかし、引退後は社会人としての経験や人脈も乏しく、就職活動や生活基盤の確立に大きな苦労を伴いました。その後、税理士・社会保険労務士という難関資格に挑戦し、合格。事務所を立ち上げ、経営者として歩み始めました。
セカンドキャリアの壁
この経験を通じて痛感したのは、「ファーストキャリアを終えた後の道筋が明確でない人は多い」という現実です。特にアスリートや芸能、専門職など、一つの分野に全力を注いできた方ほど、セカンドキャリアへの移行は困難を伴います。
ゼロからの挑戦をサポート
当事務所では、単なる税務や労務のサポートにとどまらず、事業計画の立案、法人設立、資金繰り、社会保険の整備など、起業・独立に必要なあらゆるステップを一括で支援します。私自身がゼロから再出発した経験を活かし、机上の理論ではなく、現実的かつ実践的なアドバイスをご提供します。
セカンドキャリアは新たなスタート
セカンドキャリアは「やり直し」ではなく、新たな挑戦のスタートです。過去の経験を強みに変え、次のステージで輝けるよう、伴走者として全力でサポートいたします。
私は税理士・社会保険労務士として日々の実務に取り組む一方で、
大学院にて「アスリートのセカンドキャリア」に関する研究を進めてまいりました。
現役引退後のキャリア形成は、アスリート本人にとってはもちろん、社会全体にとっても重要な課題です。その解決に向けた知見を深めることは、実務における支援にも直結すると考えております。
ここでは、その修士論文の一部をご紹介させていただきます。
アスリートとして現役を引退後、監督やコーチなどの指導者としてセカンドキャリアを歩むことができる人は残念ながらそれほど多くはありません。ほとんどのアスリートは、人生の大半をささげた競技から退き、生活のために新たな道を選択することとなります。
当事務所は税務・労務の両面をお手伝いすることで、お客様のスムーズなキャリアトランジションを可能にする「デュアルキャリア」を応援いたします。
アスリートのセカンドキャリアに関する3つの問題点
アスリートのセカンドキャリアには大きく3つの問題が生じると言われています。
問題点1.キャリアスタートの遅れ
プロアスリートやオリンピック選手らの平均的な引退時は30歳前後であり、一般的な高校または大学卒業後に社会人となる人と比べ、キャリアスタートが5~10年後ろ倒しとなります。いざ社会人となったときに、一般的に認められるキャリア値にまで到達するのが同年代より遅れることになります。常にスポーツの分野でトップを歩んできたアスリートにとって、他人より劣っている自らの状況に相当な心理的負荷がかかります。
問題点2.バーンアウト
競技に対する思いが強ければ強いほど、自己アイデンティティの喪失は大きく、アイデンティティ再体制化には時間がかかります。すなわち燃え尽き「バーンアウト」の状態です。新たな一歩を踏み出す意欲がなくなり、特に引退が自己の予定していないタイミングや理由によるものだった場合は、うつ病などを引き起こすケースもあります。
問題点3.過去の栄光とのギャップ
幼少期から長い月日を費やしてきた競技から離れることは、時にとてもつらい体験となります。新しいことを始めてもすぐには結果が出ないと諦めてしまったり、また、たとえセカンドキャリアで一般的には認められるポジションについたとしても、過去に世間の注目を浴びて輝いていた自分と現在の平凡な自分とのギャップに苦しんでしまう人もいます。
デュアルキャリアが解決へのアプローチ
キャリアスタートの遅れについては国や各競技団体も各種の支援策を打ち出しています。さらに近年はバーンアウトおよび過去の栄光とのギャップの解決策として、アスリートが競技キャリア継続中の早い段階でセカンドキャリアの準備をスタートさせる デュアルキャリアという考え方が推進されています。

*本図は当事務所の観点でデュアルキャリアを図式化したものです。
デュアルキャリアのメリットは大きく3つです。

メリット1.早めのキャリア設計で遅れを挽回
アスリートとしてのキャリア継続中の早い段階でセカンドキャリアで役立つ経験を積んでおくことにより、キャリアスタートの遅れを短縮することができます。
メリット2.スムーズなキャリアトランジションでバーンアウト回避
スポーツの代わりとなる次なる目標へのキャリアトランジションがスムーズに行われることで、心理的余裕から引退後のバーンアウトを回避することができます。
メリット3.過去の自分を越えようとする力
引退後すぐに次のキャリアをスタ―トさせることが可能になれば、アスリートとしてのファーストキャリアの経験を生かしながら社会人として自信を失うことなく成長でき、過去の自分を越えようとする力につながります。
以上、修士論文の一部をご紹介いたしました。本研究は、アスリートのセカンドキャリアにとどまらず、幅広い分野に応用可能であると考えております。
大学院での研究成果を土台に、アスリートの皆さまはもちろん、新たな挑戦を目指す方や夢を諦めかけた方に寄り添い、税理士・社会保険労務士として全力でサポートしてまいります。